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鳥類(Aves)は脊椎動物の分類群の一つである。<br> | 鳥類(Aves)は脊椎動物の分類群の一つである。<br> | ||
他の分類群の動物とは異なった特徴(多くの種が翼とくちばしを持ち、卵を産み、体が羽毛に覆われた恒温動物で、空を飛べる種が多い)を持っているため、古くから脊椎動物門の綱の一つとされてきた。しかし近年の研究<sup>[1]</sup>で鳥類が爬虫類の系統の一つの恐竜から進化したグループであるとわかり、「鳥綱」は「爬虫綱」の内部に含まれることが分かった。「鳥綱」という名称を使用した場合は「綱」の中に「綱」が含まれていることになり、厳密には「鳥綱」という単語は使えないため「鳥亜綱」と呼ぶべきだと主張する学者もいる<sup>[2]</sup>が、現在でも「鳥綱」という単語が一般に使われている。 | 他の分類群の動物とは異なった特徴(多くの種が翼とくちばしを持ち、卵を産み、体が羽毛に覆われた恒温動物で、空を飛べる種が多い)を持っているため、古くから脊椎動物門の綱の一つとされてきた。しかし近年の研究<sup>[1]</sup>で鳥類が爬虫類の系統の一つの恐竜から進化したグループであるとわかり、「鳥綱」は「爬虫綱」の内部に含まれることが分かった。「鳥綱」という名称を使用した場合は「綱」の中に「綱」が含まれていることになり、厳密には「鳥綱」という単語は使えないため「鳥亜綱」と呼ぶべきだと主張する学者もいる<sup>[2]</sup>が、現在でも「鳥綱」という単語が一般に使われている。 | ||
鳥類の種は約11000種<sup>[3]</sup>で、44目にわけられている<sup>[4]</sup>。そのなかではスズメ目が圧倒的に多く、鳥類全体の6割の約6500種を占めている<sup>[3]</sup>。<br> | 鳥類の種は約11000種<sup>[3]</sup>で、44目にわけられている<sup>[4]</sup>。そのなかではスズメ目が圧倒的に多く、鳥類全体の6割の約6500種を占めている<sup>[3]</sup>。<br> | ||
鳥類の目ごとのフレンズの人数は、スズメ目が最も多い12人であるが、現生は18種(19種とする説もある)しかいないペンギン目のフレンズが11人もいることは注目に値する。<br> | |||
2026/06/06現在、フレンズ化した動物を含まない目はシギダチョウ目、ヨタカ目、アブラヨタカ目、タチヨタカ目、ガマグチヨタカ目、ズクヨタカ目、カイツブリ目、サケイ目、クイナモドキ目、ノガン目、エボシドリ目、ツメバケイ目、ネッタイチョウ目、ジャノメドリ目、アビ目、ミズナギドリ目、ネズミドリ目、オオブッポウソウ目、ノガンモドキ目の19目である。また、[[ディアトリマ]]のガストルニス目は絶滅したグループであるため、44目の中に含まれていない。 | 2026/06/06現在、フレンズ化した動物を含まない目はシギダチョウ目、ヨタカ目、アブラヨタカ目、タチヨタカ目、ガマグチヨタカ目、ズクヨタカ目、カイツブリ目、サケイ目、クイナモドキ目、ノガン目、エボシドリ目、ツメバケイ目、ネッタイチョウ目、ジャノメドリ目、アビ目、ミズナギドリ目、ネズミドリ目、オオブッポウソウ目、ノガンモドキ目の19目である。また、[[ジャイアントモア]]のモア目と[[ディアトリマ]]のガストルニス目は絶滅したグループであるため、44目の中に含まれていない。 | ||
以下の分類は主にJosefin Stiller et al.の文献<sup>[5]</sup>を元に作成した。 | 以下の分類は主にJosefin Stiller et al.の文献<sup>[5]</sup>及びPrum et al.の文献<sup>[6]</sup>、一部はErich D Jarvis et al.の文献<sup>[7]</sup>を元に作成した。 | ||
表.鳥類(更新日:2026/06/??) | 表.鳥類(更新日:2026/06/??) | ||
{| class="wikitable" | {| class="wikitable" | ||
|- | |- | ||
| | |rowspan="47"|鳥<br>類<br><!--Aves-->||rowspan="7"|古顎類<br>Palaeognathae||rowspan="7" colspan="2"| ||ダチョウ目||[[ダチョウ]]、ソマリダチョウ | ||
|- | |||
|レア目||[[アメリカレア]]、ダーウィンレア | |||
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|シギダチョウ目||カンムリシギダチョウなど | |||
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|モア目||†[[ジャイアントモア]]類など | |||
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|ヒクイドリ目||[[ヒクイドリ]]、[[エミュー]]など | |||
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|キーウィ目||[[ブラウンキーウィ|キーウィ]]など | |||
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|エピオルニス目||†エピオルニス類 | |||
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|rowspan="40"|新顎類<br>Neognathae||rowspan="3" colspan="2"|キジカモ類<br>Galloanserae||キジ目|| | |||
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|カモ目|| | |||
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|ガストルニス目|| | |||
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|rowspan="2" colspan="2"|賛鳥類<br>Mirandornithes||カイツブリ目|| | |||
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|フラミンゴ目|| | |||
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|rowspan="3" colspan="2"|鳩形類<br>Columbimorphae||ハト目|| | |||
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|サケイ目|| | |||
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|クイナモドキ目|| | |||
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|rowspan="3" colspan="2"|Otidimorphae||ノガン目|| | |||
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|カッコウ目|| | |||
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|エボシドリ目|| | |||
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|colspan="2"| ||チドリ目|| | |||
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|colspan="2"| ||ツル目|| | |||
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|colspan="2"| ||ツメバケイ目|| | |||
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|rowspan="6" colspan="2"|ストリソレス類<br>Strisores||ヨタカ目|| | |||
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|アブラヨタカ目|| | |||
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|タチヨタカ目|| | |||
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|ガマグチヨタカ目|| | |||
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|ズクヨタカ目|| | |||
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|アマツバメ目|| | |||
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|rowspan="2" colspan="2"|Eurypygimorphae||ネッタイチョウ目|| | |||
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|ジャノメドリ目|| | |||
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|rowspan="6" colspan="2"|水禽類<br>Aequornithes||アビ目|| | |||
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|ミズナギドリ目|| | |||
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|ペンギン目|| | |||
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|コウノトリ目|| | |||
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|ペリカン目|| | |||
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|カツオドリ目|| | |||
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|rowspan="12"|Telluraves<br>(Landbirds)||rowspan="6"|Coraciimorphae||ネズミドリ目|| | |||
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|オオブッポウソウ目|| | |||
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|キヌバネドリ目|| | |||
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|サイチョウ目|| | |||
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|ブッポウソウ目|| | |||
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|キツツキ目|| | |||
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|||タカ目|| | |||
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|||フクロウ目|| | |||
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|rowspan="4"|Australaves||ノガンモドキ目|| | |||
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|ハヤブサ目|| | |||
|- | |||
|オウム目|| | |||
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|スズメ目|| | |||
|} | |} | ||
※†は絶滅した動物 | ※†は絶滅した動物 | ||
== 参考文献 == | == 参考文献 == | ||
* | * [1] https://elischolar.library.yale.edu/peabody_museum_natural_history_bulletin/30/ | ||
* | * [2] https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0119248 | ||
* | * [3] https://www.worldbirdnames.org/new/classification/orders-of-birds-draft/ | ||
* | * [4] 国立科学博物館ほか編『特別展「鳥」ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統』、2024年、p.10 | ||
* | * [5] https://www.nature.com/articles/s41586-024-07323-1 | ||
* [6] https://www.nature.com/articles/nature15697 | |||
* [7] https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4405904/ | |||
2026年6月6日 (土) 23:36時点における版
鳥類(Aves)は脊椎動物の分類群の一つである。
他の分類群の動物とは異なった特徴(多くの種が翼とくちばしを持ち、卵を産み、体が羽毛に覆われた恒温動物で、空を飛べる種が多い)を持っているため、古くから脊椎動物門の綱の一つとされてきた。しかし近年の研究[1]で鳥類が爬虫類の系統の一つの恐竜から進化したグループであるとわかり、「鳥綱」は「爬虫綱」の内部に含まれることが分かった。「鳥綱」という名称を使用した場合は「綱」の中に「綱」が含まれていることになり、厳密には「鳥綱」という単語は使えないため「鳥亜綱」と呼ぶべきだと主張する学者もいる[2]が、現在でも「鳥綱」という単語が一般に使われている。
鳥類の種は約11000種[3]で、44目にわけられている[4]。そのなかではスズメ目が圧倒的に多く、鳥類全体の6割の約6500種を占めている[3]。
鳥類の目ごとのフレンズの人数は、スズメ目が最も多い12人であるが、現生は18種(19種とする説もある)しかいないペンギン目のフレンズが11人もいることは注目に値する。
2026/06/06現在、フレンズ化した動物を含まない目はシギダチョウ目、ヨタカ目、アブラヨタカ目、タチヨタカ目、ガマグチヨタカ目、ズクヨタカ目、カイツブリ目、サケイ目、クイナモドキ目、ノガン目、エボシドリ目、ツメバケイ目、ネッタイチョウ目、ジャノメドリ目、アビ目、ミズナギドリ目、ネズミドリ目、オオブッポウソウ目、ノガンモドキ目の19目である。また、ジャイアントモアのモア目とディアトリマのガストルニス目は絶滅したグループであるため、44目の中に含まれていない。
以下の分類は主にJosefin Stiller et al.の文献[5]及びPrum et al.の文献[6]、一部はErich D Jarvis et al.の文献[7]を元に作成した。
表.鳥類(更新日:2026/06/??)
| 鳥 類 |
古顎類 Palaeognathae |
ダチョウ目 | ダチョウ、ソマリダチョウ | ||
| レア目 | アメリカレア、ダーウィンレア | ||||
| シギダチョウ目 | カンムリシギダチョウなど | ||||
| モア目 | †ジャイアントモア類など | ||||
| ヒクイドリ目 | ヒクイドリ、エミューなど | ||||
| キーウィ目 | キーウィなど | ||||
| エピオルニス目 | †エピオルニス類 | ||||
| 新顎類 Neognathae |
キジカモ類 Galloanserae |
キジ目 | |||
| カモ目 | |||||
| ガストルニス目 | |||||
| 賛鳥類 Mirandornithes |
カイツブリ目 | ||||
| フラミンゴ目 | |||||
| 鳩形類 Columbimorphae |
ハト目 | ||||
| サケイ目 | |||||
| クイナモドキ目 | |||||
| Otidimorphae | ノガン目 | ||||
| カッコウ目 | |||||
| エボシドリ目 | |||||
| チドリ目 | |||||
| ツル目 | |||||
| ツメバケイ目 | |||||
| ストリソレス類 Strisores |
ヨタカ目 | ||||
| アブラヨタカ目 | |||||
| タチヨタカ目 | |||||
| ガマグチヨタカ目 | |||||
| ズクヨタカ目 | |||||
| アマツバメ目 | |||||
| Eurypygimorphae | ネッタイチョウ目 | ||||
| ジャノメドリ目 | |||||
| 水禽類 Aequornithes |
アビ目 | ||||
| ミズナギドリ目 | |||||
| ペンギン目 | |||||
| コウノトリ目 | |||||
| ペリカン目 | |||||
| カツオドリ目 | |||||
| Telluraves (Landbirds) |
Coraciimorphae | ネズミドリ目 | |||
| オオブッポウソウ目 | |||||
| キヌバネドリ目 | |||||
| サイチョウ目 | |||||
| ブッポウソウ目 | |||||
| キツツキ目 | |||||
| タカ目 | |||||
| フクロウ目 | |||||
| Australaves | ノガンモドキ目 | ||||
| ハヤブサ目 | |||||
| オウム目 | |||||
| スズメ目 | |||||
※†は絶滅した動物
参考文献
- [1] https://elischolar.library.yale.edu/peabody_museum_natural_history_bulletin/30/
- [2] https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0119248
- [3] https://www.worldbirdnames.org/new/classification/orders-of-birds-draft/
- [4] 国立科学博物館ほか編『特別展「鳥」ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統』、2024年、p.10
- [5] https://www.nature.com/articles/s41586-024-07323-1
- [6] https://www.nature.com/articles/nature15697
- [7] https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4405904/